2013年

新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

日々に忙殺されてはいかんという意識が最近高まってきたので、何かしらアウトプットする機会を意識的に作ろうと思い、記事を投稿した次第です。

積極的な金融緩和への期待感だけで、実態経済が特段変化した実感もない直近2ヶ月で10円も円安に振れている現状を懐疑的に思うのですが、要は金融政策や財政政策でコントロール出来ることは非常に広く浅いものであって、企業のイノベーションこそが本質的な経済成長を引き起こすものと思うのです。

ケインズを批判してシュンペーターを擁護したいわけではなく、その時代の局面によって両者の思想の重要性が相対的に変わるのであって、どちらも重要であることに変わりないとは思いますが、昨今の自民党の金融・財政政策重視の政策と、それに対する期待感のみで高揚しているように思われる経済指標に疑問を抱かずにはいられないのです。

法人税を下げたり、規制を緩和すればイノベーションが起こるという単純な図式ではないと思いますが、政府が経済の枠組みを作り、それをコントロールするのが役割と定義するならば、イノベーションを起こすのに必要なインフラ作りをもっと積極的に行うべきではないか。

政府の信頼に応えるだけの潜在能力を日本の民間企業は持っていると個人的には思うし、民間企業に勤める人間として、その責務を全うしなければならないと思う。

今の自分の仕事が日本経済を動かすインパクトのあるものかと言えば、そこまでのものではないかもしれないが、そうした意識を持って仕事に望みたい。


以上