根拠は自分


私は配属に関して非常に恵まれたと思っている。

商社の所謂花形と言われる営業に配属されたわけだが、最初は管理部で徹底的に計数を鍛える。

しかも歴代の社長を輩出する食料部門。

そしてチームも同部門内でピカイチだと思っている。

尊敬できる優秀な先輩ばかりだ。

その中でも特に凄いと思うのがリーダーだ。


今日のチーム会議でもリーダーの仕事に対する姿勢を学んだ。

「誰かがそうしろと言ったから」

「本にこう書いてあったから」

と言うのは、根拠として弱い。

自分で問題意識を持って考えなければ意味がないと。


ここが学生と社会人の違いであると思う。

学生時代のテストは、教科書が全てだ。

教科書に書いてあったら、問答無用で正しい。

正しい知識をインプットしてテストでアウトプットする。

その精度が問われる。


しかし、仕事はそうはいかない。

「教科書にはこう書いてあるけど、私はこう思う」

「先生がこう言ってるけど、私はそうは思わない」

というスタンスでなければならないのだ。


もしかしたら当たり前のように聞こえるかもしれないけれど、これが難しいのだ。

頼れるのは教科書や先生じゃなくて自分の頭なのだから。

しかし、高いレベルを求められるのは、とてもやりがいがある。

妥協してはいけないのだ。